当社製品の施工実績をご紹介します。
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降雨量の多いタイでは洪水被害が頻繁に発生しています。特に 2011 年のタイの大洪水で日本のサプライチェーンに影響を及ぼしたことは記憶に新しいところです。
また、下水道および排水施設の未整備地区では、一時的な降雨でも浸水が発生する浸水常襲地区が至るところに点在しており、日系企業が進出する工業団地等でも同様の課題を抱えています。
秩父ケミカルの提案した「プラスチック製雨水貯留構造体の案件化調査」はJICAに採択され、2017 年8 月~2018 年9 月にかけてバンコクを中心に浸水被害や雨水利用、地盤状況の実態を調査し、プラスチック製雨水貯留構造体の展開可能性を検討しました。
●【関連製品】ニュープラくん・ニュートレンチくん・プラスプール
インドネシア共和国・ジャカルタ首都圏では、近年、雨季における浸水被害が頻発しており、洪水対策は喫緊の課題となっています。この浸水被害を引き起こす原因は様々ですが、その一つとして、ジャカルタ周辺で急激に進む都市化により建物や舗装部分の面積が増え、雨水が土の中に吸収されにくくなっていることがあげあられます(雨水流出量の増加)。
弊社が提案した『プラスチック製雨水貯留浸透施設の普及・実証事業』がJICAに採択され、2015年1月~2016年9月に事業を行いました。当事業では、ジャカルタの上流域に当たるボゴール市の2か所の公共施設内に雨水貯留浸透施設を導入し、雨季における雨水流出量抑制の効果を検証しました。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
このたび、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本政府(SDGs推進本部)が決定するSDGs実施指針やSDGsアクションプランの一層の進展のため、「JICA-SDGsパートナー」制度を創設しました。
秩父ケミカルは、JICAの2018年度 「普及・実証・ビジネス化事業(中小企業支援型)」に「タイ国浸水被害の軽減に寄与するプラスチック製雨水貯留構造体の普及・実証・ビジネス化事業」が採択され、2021年5月末までの予定で事業を実施中です。
2019年12月にはタイ国バンコクにニュープラくんを設置し、現在その設置効果の計測・検証を行っているところです。
今回、この事業がSDGsゴール「11.住み続けられるまちづくりを」「13.気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献するものと認められ、事業実施期間の2021年5月末まで「JICA-SDGsパートナー」と認定されることになりました。
今後とも、秩父ケミカルはプラスチック製雨水貯留構造体の普及を通じ、健全な水循環の構築とSDGsゴールの達成に貢献していきます。
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて事業の実施期間を2023年1月10日まで延長し、これに伴い「JICA-SDGsパートナー」の認定期間も延長されました。
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